PRODUCTION NOTE

全ての起こりはナタリー・ポートマン

「逆境の中で、大きな勝利をつかんでいく女性について描きたい」という明確なアイデアを持っていたブライアン・ダッフィールドは、2011年に脚本に着手したときから、ジェーン役にナタリー・ポートマンを想定していた。なぜなら「ナタリーが並外れた才能を持つ女性」というだけでなく、「彼女の華奢な身体や振る舞いが映画に与える、危うさや脅威に惹かれた」から。書き上げた脚本をナタリー率いるハンサム・チャーリー・フィルムズに送ると、すぐに物語に可能性を感じたナタリーは、思い切ってプロデュースすることも決意。「非力なジェーンが自分の力に気づき、家族を守っていく姿を西部劇という舞台を用いて探ったことに惹かれた」と語っている。女性を主人公として西部劇を作るアイデアは一見珍しく思えるものの、当時「西部は未知の領域だったため、仕事を持ち、牧場を経営し、学校に通い、選挙に参加するという権利が初めて西部で生まれ、女性が自由になれる機会が他の場所よりもはるかにたくさんあった」と説明。女性が自らの意思で人生を切り開いていくサクセス・ストーリーでもあるこの作品が、開拓時代の西部を舞台に描かれる意義を、ナタリーは当初から熟知していたのだ。守るべき愛のために銃を手にする勇敢な女性のドラマは、製作前の優秀脚本をリストアップするブラックリストに名を連ねる栄誉を達成している。